ディフェンスのフォーメーション

4-3 (フォースリー)
ラインが 4、ラインバッカーが 3。 パス・ランに柔軟に対応できる。無難な隊形。
3-4 (スリー フォー)
ラインが 3、ラインバッカーが 4。 ランでライン・オブ・スクリメージを広くを守れる 大型のNT(ノウズ・タックル)が必要。 ラインバッカーを自在に動かせるので、ブリッツなど攻撃的な ディフェンスができる。4-3より難しいので 優秀なコーディネーターが必要。
Nickel (ニッケル)
ディフェンスバックを 5人にした隊形。 バックフィールドのパスカバーを厚くした守備だが、 俊敏なディフェンスバックをブリッツさせてクォーターバックを サックする攻撃的な戦法にも使われる。
Dime (ダイム)
ディフェンスバックを 6人にした隊形。 ニッケルより、パスカバーを厚くした守備。

46 (フォーティシックス)

1980年代にベアーズの守備コーディネーターだったバディー・ライアンが考案し、 後のディフェンス理論に大きな影響を与えた。 「4-6」の隊形ではなく、当時ベアーズのセイフティーだった ダグ・プランクの背番号にちなんで名づけられた。

ダグ・プランク

基本的な考え方は「クォーターバックを捕まえろ」。大量にブリッツを入れてクォーターバックのサックを目指す。

隊形は「TE」が位置するストロングサイドに 2人のラインバッカーを配置し、4人のラインメンと合わせて 6人がライン上に並ぶ。 バックスはセーフティーを深い位置に 1人残し、レシーバーにはマンツーマンで付く。 ラインの後ろには自由に動けるラインバッカーを 1人置く。

パスラッシュの際にはストロングサイドから 2人のラインバッカーがブリッツで入る。 逆サイドからはDEが強くパスラッシュをかけるか、SSがブリッツする。 中央のラインバッカーは中央に穴が出来たとき、 状況に応じて中央からブリッツする。

現在、純粋な「46」はほとんど見られない。 左右のバランスをとって 10人のディフェンスをラインに上げる形が多い。