イングランドとの初戦を 2-6で落とし、この日は勝ち点を取るために開始から積極的にプレイして押した。 15分にゴリザデーがドリブルで運んで右にパスし、 ペナルティーエリア内で折り返しを受けてゴールを決めたが、 VARによってオフサイドと判定されて得点は認められなかった。
その後も主導権を握って進め、チャンスを作ったが、ゴールを決められずに前半を折り返した。
後半は 51分に速攻をかけてアズムンがペナルティーエリア内に持ち込んでシュートしたが、 右ポストを直撃して決められなかった。 跳ね返ったボールを拾ってゴリザデーがペナルティーエリア手前から狙いすました左足でシュートしたが、左ポストを叩いて跳ね返されてやはり決められなかった。
ゴールが決まらないまま最終盤になり、引き分けそうな雰囲気が漂ったが、 86分に大きく動き、前線に蹴りだされたボールを追ったタレミが飛び出したGKヘネシーと衝突して止められた。 ヘネシーにはイエローカードが提示されたが、ビデオ判定の結果、 決定機の阻止と判断されてレッドカードに変更されて退場処分となった。
イランはそこから数的に優位に立って猛攻し、後半追加タイム 8分にクリアボールを拾ったチェシュミが正面 20メートルから右足でシュートし、鋭いグラウンダーのボールがゴール右隅に決まってついに先制した。
3分後にはレザイアンがフリーでパスを受けてキーパーの頭上を越すシュートを決めた。
イランは 1勝 1敗、ウェールズは 1分 1敗となった。 B組のもう 1試合はイングランドとアメリカ合衆国が対戦する。