残留争いをする柏が開始から積極的にプレイして攻め、 5分に左コーナーキックを木下が頭であわせて先制した。
その後は神戸がボールを支配して進めたが、敵陣に攻め込めずに得点チャンスを作れなかった。 柏の鋭い攻撃にさらされながら 2点目を失わずに進めた。
後半は佐々木大樹と本多勇喜を投入して攻勢をかけたが、 柏の堅守を崩しきれずに苦戦が続いた。 最後は前がかりになってゴールに迫り、88分に武藤がペナルティーエリア内でジエゴとの競り合って顔に肘打ちを受けて倒れ込んだ。ビデオ判定によってＰＫが与えられた。 ジエゴには 2枚目のイエローカードが提示されて退場処分となった。
神戸は絶好機を得たが、大迫が蹴ったキックはバーの上に外れて同点にできなかった。
その後は神戸が数的優位に立って攻勢を続け、後半追加タイムに 10分に右コーナーキックを大迫が頭であわせたが、 右ポストに跳ね返された。
そのクリアから得た直後の右コーナーキックをゴール前に上げ、 ディフェンスのクリアを酒井高徳がダイレクトで蹴り戻し、 大迫勇也が頭で落として広瀬陸斗が右足であわせ、キーパーがブロックしたこぼれ球を武藤が押し込んで同点にした。
神戸は 20勝 9分 8敗となった。 勝ち点 69として首位を守った。前節 3位の町田が同時刻の京都戦に勝って勝ち点 66にのばし、その差が 3となった。 前節 2位の広島とは 4差。広島は 12月 1日に札幌と対戦する。
神戸は来週の最終節で湘南と対戦する。
柏は 9勝 14分 14敗となった。勝ち点 41で 16位。降格する可能性をまだ残している。 最終節は札幌と対戦する。