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UPDATED 2024/7/29

19歳谷川がなでしこを救う、 ミラクル逆転シュートでブラジルに勝利

7月 28日 -- パリ五輪の女子サッカーは日本女子代表「なでしこジャパン」FIFAランキング7位)がブラジル(同9位)と第2戦を行い、19歳の谷川萌々子が終了間際に 30メートルシュートを鮮やかに決めて 2-1で逆転勝ちした。

「3-4-3」布陣を敷き、 前線に宮澤ひなた、田中美南、浜野まいか、2列目に古賀塔子、長谷川唯、長野風花、守屋都弥、 3バックに南萌華、熊谷紗希、高橋はな、キーパーに山下杏也加が先発した。

前半は守備を整えながら慎重にプレイした。 ブラジルにボールを支配されて得点チャンスは少なかったが、 前半追加タイムに守屋がペナルティーエリア手前から右足でシュートし、 相手の腕にボールを当たってPKを獲得した。

先制の絶好機を得たが、田中のキックがGKロレナに阻止されて得点できなかった。

ブラジルはハーフタイムに 3枚替えを行い、ルドミラ、ジェニフェル、タルシアネを投入して 56分にカウンター攻撃をかけた。 ルドミラが裏のスペースに抜け出してボールを受けてパスし、 ジェニフェルが右足で決めて先制した。

日本はそこから反撃したが、チャンスを決められずに苦しんだ。 残り時間が少なくって連敗の危機に直面したが、 80分に途中出場した谷川が救った。

88分にペナルティーエリア内にボールを持ち込み、倒れ込んだ相手の腕にボールが当たってPKを獲得した。 熊谷がキックを決めて同点にした。

さらに追加タイム 6分に清家貴子がドリブルで進み、敵陣で奪われて横にこぼれたボールを谷川が思い切って右足でシュートし、 キーパーの頭上を越えて鮮やかに決まって劇的な逆転勝利を収めた。

日本とブラジルはともに 1勝 1敗となった。 日本はこの後、31日にナイジェリアと対戦する。