「4-3-3」布陣を敷き、トップに細谷、左に佐藤、右に山田、 2列目に松木、藤田、山本、 左サイドバックに大畑、右サイドバックに関根、 センターバックに木村と高井、キーパーに小久保が先発した。
開始 2分に幸先よく先制し、敵陣ペナルティーエリア右角手前で山田がボールを奪って中央に流れ、左足で鮮やかに決めた。
その後も積極的にプレイして敵陣に押し込んで進めたが、引き離せなかった。
24分にカタールの高さをつかった攻撃を止められずに右クロスからアルラウィに頭で決められて同点にされた。
その後は互角の攻防が続いたが、41分に細谷が前線に蹴りだされたボールを追いかけ、ジャンプした相手のGKアブドゥラーに腹をれられるラフプレイを受けて倒れ込んだ。 ビデオ判定が行われてGKアブドゥラーにレッドカードが提示され、退場処分になった。
後半は 10人になったカタールが勝ち越し、49分に後方のフリーキックをゴール前にあげてガベルが頭であわせて決めた。
日本はそこから前がかりになって攻勢をかけ、 67分に右コーナーキックを木村が頭であわせて同点にした。
さらに攻め続けたが、勝ち越せずに延長に進んだ。 101分になってフィールド中央で縦にパスをつなぎ、 細谷がペナルティーエリア内で受けて右足で決めてようやく勝ち越した。
さらに 112分に右コーナーキックから川崎がシュートし、 キーパーがブロックしたこぼれ球を内野航太郎が押し込んだ。
日本は 29日の準決勝でベトナム−サウジアラビアの勝者と対戦する。 勝つとパリ五輪の出場権を獲得する。