武漢はかつて川崎フロンターレを率いた高畠監督が指揮し、 Jリーグの事情に詳しく、浦和は苦戦が予想された。
10分に武漢が鋭い切れ味をみせ、 中央で縦パスを細かくつないで最後にジャン・シャオビンが右足で決めて先制した。
浦和はボールを支配して敵陣に押し込んで進め、 27分にペナルティーエリア左からマイナスのボールを折り返して安居が左足であわせたが、右ポストを直撃して決められなかった。
後半はハーフタイムに 3枚替えを決行して攻勢をかけ、 55分に安居が右クロスをあげてリンセンが頭であわせ、同点にした。
59分に守備で乱れが出て自陣左サイドでボールを奪われてペナルティーエリア内に持ち込まれ、 明本が体当たりで止めたとしてPKとなった。キックを決められて勝ち越された。
終盤に猛攻してゴールに迫り、追加タイム 4分にリンセンが正面からシュートし、ディフェンスにブロックされて後ろにこぼれたボールをカンテが強烈な右足で叩き込んで引き分けに持ち込んだ。
グループステージJ組のもう 1試合は 浦項(韓国)が敵地でハノイ(ベトナム)に 4-2で勝った。
次節は 10月 4日に行われ、 浦和はホームでハノイ、武漢は敵地で浦項と対戦する。