サッカー・ニュース

UPDATED 2023/8/3

女子W杯ドイツ敗退の波乱、 初出場モロッコが決勝トーナメント進出

8月 3日 -- 女子ワールドカップ(W杯)1次リーグH組最終節はドイツFIFAランキング2位)が 韓国(同17位)と 1-1で引き分けて敗退する波乱があった。

同時刻に行われたもう 1試合で初出場のモロッコ(同72位)がコロンビア(同25位)を 1-0で下す金星があり、勝ち点がコロンビア 6、モロッコ 6、ドイツ 4、韓国 1となった。

コロンビアが首位通過して 8日の決勝トーナメント 1回戦はF組 2位のジャマイカ、 モロッコは 2位通過で同組首位のフランスと対戦することになった。

モロッコは昨年末に行われた男子のワールドカップで 4位になって大躍進し、 女子もそれに続く形になった。 ドイツは男子が日本に敗れるなどして 1次リーグで敗退し、女子も同じ憂き目を見た。

ドイツは 6分に守備の隙をつかれてフリーで前線に抜け出した韓国のチョ・ソヒョンにシュートを決められて失点した。 その後は圧倒的なボール支配で攻め、42分に右クロスをポップが頭であわせて決めて同点にした。

後半は攻勢を続けて 57分にポップがゴールを決める場面があったが、 オフサイドによって得点は認められなかった。

60分には右クロスをポップが頭であわせる絶好機があったが、バーを直撃して跳ね返された。

その後も攻勢を続けてチャンスを作ったが、最後まで勝ち越し弾を決められなかった。

モロッコは組織的な守備を敷いて隙を作らずにコロンビアの強力攻撃陣を封じた。 前半追加タイムにイライディが倒されてPKを獲得し、チェバックのキックがGKペレスにブロックされたが、跳ね返りをつないでラハマリが蹴り込んで先制した。

コロンビアは後半に攻勢をかけたが、モロッコの守備が固く、同点にできなかった。 18歳の怪物カイセドは厳しくマークされながらも 73分にフリーになって右からのボールを右足であわせる絶好機があったが、GKエル=ミシの好守に阻まれて得点できなかった。