同時刻に行われたG組のもう 1試合はスウェーデン(同3位)がアルゼンチン(同28位)に 2-0で勝った。 勝ち点はスウェーデン 9、南アフリカ 4、イタリア 3、アルゼンチン 1となった。
スウェーデンは前節の時点で決勝トーナメント進出を決めていた。 首位通過となり、6日の決勝トーナメント 1回戦はE組 2位で前回優勝のアメリカ合衆国と対戦する。
南アフリカは 2大会連続 2回目の女子W杯出場で初勝利となった。 初の決勝トーナメント進出で 6日の 1回戦はE組首位で前回準優勝のオランダと対戦する。 イタリアはまさかの 1次リーグ敗退となった。
アフリカ勢は今大会に 4チームが出場し、全チームが勝利をあげる躍進ぶりをみせている。ナイジェリアと南アフリカが決勝トーナメント進出を決め、モロッコは可能性を残している。 ザンビアは惜しくも敗退した。
試合はイタリアがボールを支配して押し気味に進め、11分にベッカリがペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得した。 カルーゾがキックを決めて先制した。
32分の守備で大きなミスが出てボールを持ってプレッシャーを受けたオルシがバックパスし、 ボールがゴールに決まってオウンゴールで 1-1となった。
後半もイタリアが主導権を握って進め、 南アフリカは守備を強いられながらもバランスよくプレイしてと互角に渡りあい、鋭い攻撃をしかけた。
67分にガトラナがドリブルで左サイドを進んでペナルティーエリア内にパスを送り、 マガイアが左足でシュートを決めて逆転した。
イタリアはすぐに追いつき、74分に左コーナーキックをジレッリが頭で後ろに流し、 カルーゾが身体に当てて決め、同点にした。
終盤は決勝トーナメントに進むために勝つ必要があった南アフリカが攻勢をかけ、イタリアが守備を固めた。 90分が経過して引き分けそうだったが、 追加タイム 2分に左サイドからのパスをマガイアが受けてペナルティーエリア内に持ち込み、 短くゴール前に送ってガトラナが右足であわせて殊勲のゴールを決めた。