これまで 5度のW杯出場で勝利が 1度もなかった。通算成績は 3分 12敗。 6度目の出場で初勝利を目指して開始から積極的にプレイした。 会場のオークランド「エデン・パーク」を埋めた大サポーターの声援も力になった。 選手たちには気持ちが入っていた。
格上のデンマークと互角に渡りあい、前半を 0-0で折り返した。
後半は開始直後にちょっとしたトリックプレイを繰り出して先制点につなげた。 ゴールキックを後ろからパスでつないでいくと見せかけて前に大きく蹴りだしていき、 右サイドからハンドがゴール前に流し込んでウィルキンソンが右足であわせて先制した。
その後は攻守を整えながらバランスよくプレイして主導権を握って進めた。 追加点を奪えずに 80分には失点のピンチを作ったが、 GKエッソンがシュートを弾いてバーが跳ね返し、危機を逃れた。
90分には相手のハンド反則によってPKを獲得してパーシバルがキックしたが、バーを直撃して決められなかった。 嫌な雰囲気になったが、 最後はノルウェーの猛攻をしのいで 1点を守り切った。
試合は日本の審判団が担当した。 山下良美が主審、坊薗真琴と手代木直美が副審を務めた。