7月 10日 -- 欧州選手権「ユーロ2016」は
パリの「スタッド・ド・フランス」で決勝を行い、 ポルトガルが延長の末にフランスを 1-0で下し、初優勝した。
序盤から激しくぶつかり合い、ポルトガルはエースのクリスティアーノ・ロナウドが
8分にペイエとの接触して左ひざを負傷した。足を引きずりながらプレイしたが、
結局 25分に交代を余儀なくされた。
フランスは 10分に左クロスをグリーズマンが頭であわせるチャンスがあったが、
GKパトリシオの好守に阻まれた。さらに続く左コーナーキックでも
ジルーが頭であわせるチャンスがあったが、キーパーの正面をついた。
後半はフランスが主導権を握って攻め、多くチャンスを作ったが、決定力を欠いて得点できなかった。
ポルトガルは守勢に回ってチャンスが少なかったが、80分にナニがシュート気味の右クロスをあげ、
キーパーがはじいたボールをクアレスマがオーバーヘッドで叩く場面があった。
シュートはキーパーの正面をついた。
フランスは 84分にシソコが正面 25mから右足で強烈なシュートを放ったが、GKパトリシオの好守に阻まれた。
追加タイム 2分にはジニャクがエリア左でパスを受けてディフェンスを交わし、
右足でシュートしたが、左ポストを叩いて決められなかった。
延長はフランスの勢いが衰えてポルトガルが盛り返し、
109分に前線でパスを受けたエデルがディフェンスを背負いながら中央に流れ、
思い切って右足を振り抜いて 25mのグランダーを放った。
GKロリスが反応して飛んだが、指先をかすめて左隅に決まり、決勝点となった。
ポルトガルは欧州選手権に強く、これまで 7回の出場はすべて 8強入りしている。
最高は 2004年に自国開催した準優勝だった。
フランスは 2000年以来となる 3度目の優勝を逃した。
決勝で敗れたのは初めてとなった。
|