6月 16日 -- 欧州選手権「ユーロ2016」・グループステージB組は
イングランドがウェールズと対戦し、
後半から出場したバーディとスタリッジがゴールを決めて 2-1で逆転勝ちした。
先発陣は 11日のロシア戦と同じで、
攻撃はワントップにケイン、両サイドにララーナとスターリング、トップ下にルーニーが先発した。
開始からボールを支配して押したが、
フィールド中盤からの組み立てが鈍く、ウェールズの守備を崩すことができなかった。
フリーキックとコーナーキックでチャンスを作ったが、決定力を欠いてゴールを決められなかった。
31分にウェールズのデイビスが自陣ゴール前でボールを左腕に当てる場面があったが、審判は反則を取らなかった。
ウェールズは守備を固めてプレイし、攻撃回数は少なかったが、
42分にゴール正面 30m地点でフリーキックを得てベイルが左足で直接狙った。ボールが鋭く右隅に落ちていき、
GKハートの指先をはじいて決まった。
イングランドは後半開始から低調なケインとスターリングを下げてバーディとスタリッジを投入した。
バーディはすぐに結果を出し、左クロスがゴール前に落ちたところを反転しながら右足で決めた。
この時、バーディはオフサイドの位置にいたが、ボールがウェールズ選手の頭に当たって落ちたため、反則にはならなかった。
その後はイングランドが勢いづいて攻勢を続けた。
ウェールズは身体を張った全力の守備で勝ち越しを許さなかった。
同点のまま終了が近づいて引き分けるかと思われたがが、イングランドは追加タイム 1分に左サイドから素早くパスをつないでエリア内でディフェンスを崩し、
最後にスタリッジが押し込んで決勝点とした。
B組のもう 1試合は 15日にスロバキアがロシアに 2-1で勝った。
勝ち点はイングランド 4、スロバキア 3、ウェールズ 3、ロシア 1となった。
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