3月 21日 -- 新型コロナウイルスによって中断しているNBAは労使協定による「不可抗力条項」を行使して選手への給与支払いを停止することが分かった。
リーグは各チームに給与支払いを次回の 4月 1日までとし、
中断に入った時期の給与が支払われる次の 4月 15日は給与を停止すると通知した。
労使協定の「不可抗力条項」は戦争、天災、疫病の流行(パンデミック)などによって
試合が開催できなくなることを条件とし、今回の新型コロナウイルスによる中断が当てはまる。
選手の 1試合ごとの給与は年俸の 1/92.6(1.08パーセント)で、
中止された試合の分は支払われなくなる。
NBAはシーズン終盤の佳境に入ったところで中断に追い込まれ、
大きな損失を出している。6月以降の再開を目指しているが、
延期した試合を行わずにシーズン終了した場合に備えて「不可抗力条項」を行使することになった。