F1 ルール改正 2011

ブロウン・ディフューザー禁止

第 9戦イギリスGPからブロウン・ディフューザーが禁止された。 技術 ブロウン・ディフューザー

ダブルディフューザー禁止

2009年に問題となり、2010年に認められたダブルディフューザーが禁止。 技術 ダブルディフューザー

Fダクト禁止

空力性能を向上させ、速度をあげるFダクトが禁止。 技術 Fダクト

DRS導入

追い越しをふやす目的で可変リアウィング(DRS: Drag Reductions System)を導入する。 レースの最初 2周は使用できない。追い越しの時、前車に 1秒未満に近づいたときにのみ使用が許される。 予選では使用可能。ウェットコンディションでは使用禁止。 技術 DRS

KERS復活

2010年に自主規制されていた KERS(カーズ:運動エネルギー回収システム)が復活。

最低重量

マシンの最低重量が 620kgから 640kgに引き上げられる。これにより、KERS搭載による重量の不利を軽減する。

107%ルール

予選 1回目で最速タイムから 107%を超えるドライバーはレースへの出走が認められない。 雨によるセッション中止など例外的な状況では適用されない。

予選のスロー走行制限

予選の予備周回で遅い走行をしないために、ピット出口のセイフティカーラインからピット入口前のセイフティカーラインの間に最大タイムが設定される。

チームオーダー禁止の撤廃

これまで違反基準や処分規定がなく、容認されていたチームオーダーの禁止規定が撤廃される。

タイヤ

インターミディエイトタイヤを再導入。 レース中にソフトとハードの双方を使用しなかったドライバーを失格とするペナルティを導入する。 イタリアのピレリ社が独占供給する。

ギアボックス

ギアボックスはこれまでの 4戦連続使用から 5戦連続使用へ変更される。

アンチイントルーションパネル

ドライバーの脚を保護するためアンチイントルーションパネルの導入を義務化する。