AFC西地区に所属する両チームはともに 9勝 6敗となった。チャージャーズは 2010年以来のブロンコス戦 2勝を決めた。同勝率の場合はタイブレイクで上回り、順位が上になる。
AFC西地区はチーフスがすでに地区優勝を決めている。 AFCワイルドカードは 2位につけ、両チームともプレーオフ進出の可能性を残している。
前半はブロンコスが有利に進め、開始から 3シリーズ連続でタッチダウンを奪って 2Q途中に 21-10とリードした。
チャージャーズは 2Q最後のパントリターンでWRデリアス・デービスが自陣 38yでフェキャッチした。 相手のフェキャッチインターフェア反則によって 15y前に出て敵陣 47yで攻撃権を得た。 ここでフリーキックを選択してフィールドゴール(FG)を狙った。
フェキャッチをした場合は通常プレイをせずにキックを選ぶことが出来る。 通常はキックしないが、前半最後のプレイの場合、キックを失敗しても相手に好位置で攻撃権を渡すことがないので長いキックを狙うことが稀にある。
NFLでのフェキャッチFG挑戦は 2019年のジョーイ・スレイ(パンサーズ)以来となった。
ディッカーは 57yFGを狙い、プレイスされたボールを蹴って鮮やかに成功した。
フェキャッチFG成功は 1976年のレイ・ワーシング(チャージャーズ)以来、48年ぶり通算 7度目となった。 57y成功はフェキャッチFGの最長記録となった。
後半はチャージャーズのディフェンスが精力的にプレイしてブロンコスの前進を止め、タッチダウンを与えなかった。
オフェンスは 3QにRBガス・エドワーズが 5yTDランを決めて 5点差に追い上げ、 4Qに入ってハーバートがデービスに 19yTDレシーブを決めて 27-24と逆転した。 さらに残り 2分半でハーバートがRBハッサン・ハスキンズに 34yTDパスを決めて 10点差に引き離した。
ブロンコスは残り 57秒でKウィル・ルッツが 55yFGを成功して 7点差にしたが、 続くキックオフでオンサイドキックに失敗した。 チャージャーズが残り時間をすべて消費して試合終了となった。