2000年のドラフト 6巡 199位指名でペイトリオッツに入団したブレイディは 2年目から先発として活躍し、6度のスーパーボウル制覇を達成した。 年齢的な衰えを理由に昨年 3月に放出されてバッカニアーズに移籍したが、 チームが変わっても実力に陰りはなく、2月に 7度目のスーパーボウル制覇を達成した。
試合会場に詰め寄せたファンは帰ってきた英雄を歓声とブーイングで歓迎した。
「ここで出会った人は自分の人生を大きく変えた。 自分のフットボール人生を特別にしてくれた。」- ブレイディ
ブレイディはパスで 269y獲得し、4Qにドリュー・ブリーズの通算パス 80,358y獲得のNFL記録を更新した。
試合は雨の中で行われた。 ディフェンス戦となってロスコアで進み、 前半はペイトリオッツが 7-6とリードして折り返した。
後半はともに追加点を入れて 4Q途中に 14-13となり、 バッカニアーズは残り 8分でKライアン・サカップが 27yFGを成功して逆転し、 ペイトリオッツは残り 4分半でKニック・フォークが 27yFGを成功して 17-16となった。
バッカニアーズは続く攻撃を自陣 25yから開始し、 1プレイ目にロングパスを投げてディフェンスのパスインターフェア反則によって大きく敵陣に前進した。 さらにブレイディが 4y、11y、8yとパスを決めて敵陣 30yに達した。そこでサカップが登場し、 雨の悪条件を苦にせずに 48yFGを成功して逆転した。
ペイトリオッツは続く攻撃を自陣 25y、残り 1分 57秒から開始し、 ドラフト 1巡 15位指名の新人QBマック・ジョーンズがショートパスをつないで進み、 敵陣 37yで 4th-and-3となった。 降り続いていた雨は激しくなり、キッカーにとって困難な状況だったが、 ビル・ベリチック監督はギャンブルを選ばずに 56yFGで勝ちを目指した。
フォークはFG 36回連続成功で好調だったが、 土砂降りの雨が邪魔をした。 蹴ったボールは飛距離が足りていたが、 左に曲がって左アップライトを直撃し、 「ドーン」と鈍い音を立て跳ね返され、失敗した。
バッカニアーズがニーダウンして残り時間を消費して勝った。 3勝 1敗となった。
ペイトリオッツは 2連敗で 1勝 3敗となった。