ジョンとジムのハーボー兄弟が監督として激突する一戦として注目されたが、兄のジョンが弟を退けて栄冠を手にした。
試合はレイブンズが攻守で圧倒してQBジョー・フラッコがWRジャコビー・ジョーンズへ 47yタッチダウン(TD)パスを決めるなど 3回TDパスを決めて 21-6とリードして前半を終えた。 49ナースはファンブルロストとインターセプトのミスが出て流れに乗れなかった。
36分間の中断があり、再開後は49ナースが攻勢を強めてタッチダウンを連続してあげ、一気に 5点差にまで追い上げた。
4Qはレイブンズが 19yフィールドゴール(FG)を入れて 8点差に引き離したが、 49ナースは残り 10分でQBコリン・キャパニックが 15yTDランを決めて 2点差に接近した。 続く 2ポイントコンバージョンに成功すれば、同点に出来たが、パスに失敗してレイブンズがリードを保った。 この 2点の差が終盤の展開を大きく左右した。
レイブンズは残り 4分でKジャスティン・タッカーが 38yFGを入れて 5点差に引き離した。
49ナースは続く攻撃で敵陣 5yまで攻め込んだが、残り 1分 50秒で 4th-and-5に追い込まれた。5点差なのでフィールドゴールは蹴らず。ギャンブルに出たが、 WRマイケル・クラブツリーを狙ったキャパニックのパスはオーバースローとなって失敗し、逆転できなかった。
レイブンズは続く攻撃でファーストダウンを更新できずに自陣 8yで 4thダウンになった。 スナップを受けたパンターのサム・コッチはパントしないで故意にセイフティーにし、時間を残り 4秒まで消費した。
49ナースは続くフリーキックのリターンで奇跡のタッチダウンに望みを託したが、 リターナーのテッド・ギンは自陣 19yからミッドフィールドまでボールを返したところでタックルされてダウンし、試合終了となった。
試合の最優秀選手(MVP)にはパスで 287y獲得して 3TDをあげた フラッコが選ばれた。