第45回スーパーボウル

SUPER BOWL XLV
パッカーズが 14年ぶり 4度目の制覇、 QBロジャース 3TDパス
2月 6日 -- 第45回スーパーボウルがテキサス州ダラスの「カウボーイズ・スタジアム」で開催され、 QBアーロン・ロジャースが 3TDパスを決めたパッカーズが 31-25でスティーラーズに勝利し て 14年ぶり 4度目の優勝を果たした。

ロジャースはMVP最優秀選手に選ばれた。 ディフェンスはスティーラーズから 3ターンオーバーを奪って勝利の原動力となった。Sニック・コリンズは前半にインターセプトリターンTDを決めた。


アーロン・ロジャース
パッカーズは絶対的なエースQBとして一時代を築いたブレット・ファーヴを 2008年に放出して若返りを図り、 ロジャーズをエースに立ててわずか 3年で頂点を制した。

今季は故障者が出るなど苦戦して NFCプレーオフへはギリギリの 6位シードで 滑り込んだが、敵地での連戦を勝ち抜いてスーパーボウルに進出した。 攻守でいいプレイを続け、その勢いをこの日の試合でも発揮した。

1QはQBアーロン・ロジャースが的確にパスを決めて 残り 4分でWRジョーディ・ネルソンに 29yTDパスを決めて 先制した。

さらに続くディフェンスの 1プレイ目には コリンズがQBベン・ロースリスバーガーのパスを インターセプトして 15yリターンTDした。

2Qのディフェンスでは残り 4分半でCBジャレッド・ブッシュが自陣 46yでインターセプトを奪った。 続く攻撃の 4プレイ目にロジャースが 21yTDパスをWRグレッグ・ジェニングスへ通して 21-3とリードを広げた。

スティーラーズはミスが続いてタッチダウンを奪えずにいたが、 2ミニッツオフェンスでロースリスバーガーが WRアントワーン・ランドレルに 37yパスを通して敵陣に攻め込み、 最後にWRハインズ・ウォードに 8yTDパスを決めて 11点差にして折り返した。

後半はスティーラーズが流れを引き寄せ、3QにRBラシャード・メンデンホールが 8yTDランを決めて 4点差にした。さらに 52yFGを狙って追い上げようとしたが、 Kショーン・スイシャムのキックは左に外れて得点できなかった。

4Qはスティーラーズが最初のプレイでランを行い、メンデンホールが ファンブルしてターンオーバーとなった。 パッカーズはそのチャンスからロジャースがパスをつないで 最後に 8yTDパスをジェニングスへ決めて 28-17と引き離した。

スティーラーズは続く攻撃ですぐに失点を取り戻し、 QBベン・ロースリスバーガーが 25yTDパスをWRマイク・ウォレスへ 決めて 3点差にした。

パッカーズは追い上げられて嫌な雰囲気だったが、ロジャースが粘り強さを見せ、31y、21yとパスを決めて敵陣に 攻め込み、残り 2分で 23yFGを入れて 6点差にした。

スティーラーズは最後の攻撃でTDを狙ったが、自陣 13yから 5プレイ後の自陣 33yで 4th-and-5に追い込まれ、 ロースリスバーガーのパスが叩き落されて試合終了となった。