試合は互いディフェンスが存在感を発揮し、 ロースコアになった。 ジャイアンツは 4Q残り 11分で マニングがWRデヴィド・タイリーへ 5yTDパスを決めて 10-7とリードしたが、 残り 2分 42秒でペイトリオッツの QBトム・ブレイディがWR ランディー・モスへ 6yTDパスを決めて再び 14-10と逆転した。
ジャイアンツは残り時間がない中で 追い詰められたが、ここからマニングが凄まじい粘りを 見せ、逆転のTDを導き出した。 圧巻だったのは残り 1分 15秒、自陣 44yの 3rd-and-5で パスに出て、ディフェンスにジャージをつかまれてサックされそうに なったが、振り解いて体勢を立て直し、ロングパスを決めた。
キャッチしたタイリーはボールをヘルメット上でつかみ、不安定なままディフェンスともつれて倒れたが、 決して落とさなかった。 この奇跡的なパス成功はジャイアンツに運があったことを暗示させた。
一気に敵陣 24yまで前進し、そこから 2回パスを 失敗したが、右サイドラインへ 12yパスを決めてファーストダウンを更新。 最後はエンドゾーン左でワイドオープンになったバレスが悠々とTDキャッチを決めて決勝点とした。
ペイトリオッツは自陣 26yから最後の逆転劇を試みたが、 ロングパスがすべて失敗して試合終了となった。
ペイトリオッツは史上 2チーム目となる全勝での スーパーボウル達成を実現できなかった。 ブレイディはインターセプトがなかったが、 強いパスラッシュに苦しみ、5サックを喫した。
モスは 5回のキャッチで 62y獲得。 WRウェズ・ウェルカーはスーパーボウル記録となる 11回キャッチで 103y獲得だった。
試合の最優秀選手MVPにはマニングが選ばれた。