NFL2018シーズンのルール改正
UPDATED 2023/3/29
2018シーズンに正式変更
- 2016年から試験導入していたキックオフによるタッチバックの攻撃開始位置を 20ヤードから 25ヤードにするルール改正を正式に導入。
2018シーズンのルール改正
- パスキャッチの基準変更。これまで複雑だった「プロセス」ルールを削除し、簡素化。レシーバーが以下の 3つを満たせばパス成功となる。
1. 両足か両手以外の身体の一部がインバーンズに入っている。
2. ボールを確保している。
3. ボールが一定の状態に達している。(レシーバーが捕球後に 3歩進む、ボールが目的の位置に到達する、ボールがしっかり抱きかかえられている、ディフェンスが近くにいない、など。)
(2017シーズンのプレーオフ戦でスティーラーズのジェシー・ジェームズがキャッチ後にエンドゾーンに飛び込んだプレイが 3歩確保されていなかったためにパス失敗と判定されたプレイを受けて変更。)
- プレイセンターの審判が悪質な反則をした選手を退場させるようにフィールド上の審判に指示するとこができる。
- 故意にボールを叩きだす反則が 10ヤード罰退に加えてロスオブダウン。
- 延長で 3点リードされたチームが攻撃の 1プレイでボールを失った後、ボールを
取り戻して得点した場合、その得点を認める。
- 4Q終了時にタッチダウンが決まって勝敗が決した場合、エクストラポイントは行わない。
契約と解雇の規制変更
- ドラフト候補選手の練習参加規制を緩和。
- 解雇者リストに入った選手との再契約規制を試験的に緩和。
- 重傷を負った選手を手続きを取らずにすぐに故障者リザーブにすることが出来る。
- シーズン終了後の解雇者に対するウェバー期間を 10日から 1日に短縮。
- 故障者リザーブから復帰出来る期間を 8週間から 8試合に変更。
- 故障者の処遇決定期間を 5営業日から 7営業日に変更。
- 第13週の後に故障者リザーブから復帰することは出来ない。
これまではシーズン最後の 30日間だった。
- 兵役する選手の登録手続きを明確化する。
- 解雇された選手がリーグ発表よりも前に他チームと契約できる。
5月に決定したキックオフのルール改正
- キックするチームは両サイドに 5選手ずつ必ず配置する。
- 片側 2選手は数字が書いてあるところの外側、2選手はハッシュマークから数字の間に必ず配置する。
- 助走は禁止でキックオフラインからスタートする。
- レシーブ側はキックオフ地点から 10ヤードから 25ヤードまでの 15ヤード地域「セットアップ・ゾーン」に 8選手を必ず配置する。
残り 3選手はその後ろに配置することが出来る。
- キックオフラインから 10ヤードまでの地域を「ノー・ブロッキング・ゾーン」(あるいは「制限ゾーン」)とし、
キック側はボールが地面につくかレシーブ側の選手がボールに触れるまでブロックできない。
- 複数の選手が並んでブロックする「ウェッジ・ブロック」を禁止。
「セットアップ・ゾーン」に限って 2人でブロックする「ダブルチーム・ブロック」を許可する。
- キックオフのボールがエンドゾーンに到達したら自動的にタッチバックとする。
- 退場者が出たプレイはすべてリプレイ判定で検証される。
- ヘルメットを低く下げてタックルしにいくプレイを 15ヤード罰退の反則とし、以下の 3つが当てはまる場合は退場処分とする。
1. タックルした選手がヘルメットをされげて身体をまっすぐにしている。
2. タックルした選手が邪魔されずにタックルしている。
3. 他のタックルの方法があった。