NFL 8地区制移行

 
AFC
NFC

オーナー再編で合意、 2002年から 8地区制に移行

2001年 5月 22日 -- 2002年からヒューストン・テキサンズが加わり、チーム数が 32となるNFLはオーナー陣が定例会議を開き、 予てより論議されていた 8地区制移行を同年から採用することに合意した。

新しい地区制度は両カンファレンスが東西南北に分かれ、各地区に 4チーム。 これまであった中地区(CENTRAL)が消滅する。

各地区の組み分けは

AFC East - ビルズ、ドルフィンズ、ペイトリオッツ、ジェッツ
AFC North - レイブンズ、ベンガルズ、ブラウンズ、スティーラーズ
AFC South - テキサンズ、コルツ、ジャガーズ、タイタンズ
AFC West - ブロンコス、チーフス、レイダーズ、チャージャーズ
NFC East - カウボーイズ、ジャイアンツ、イーグルス、レッドスキンズ
NFC North - ベアーズ、ライオンズ、パッカーズ、ヴァイキングス
NFC South - ファルコンズ、パンサーズ、セインツ、バッカニアーズ
NFC West - カーディナルズ、ラムズ、49ナース、シーホークス

となり、かつての中地区は北地区に変わり、AFCはテキサンズ、タイタンズ、ジャガーズが南地区に 振り分けられるこになった。NFCはバッカニアーズとカーディナルズがかつての地区から動くことになった。 カンファレンス間のチーム数を揃えるためにシーホークスは AFCから NFCへ移ることがきまった。

新しい地区分けは古くからある「伝統対決」の存続も考慮しており、 これまでの論議ではカウボーイズは南地区へ移るとしていたが、レッドスキンズ、ジャイアンツとの因縁を重視し、東地区に残ることになった。 また、北地区も古豪の 4チームが同地区に残り、新鋭のバッカニアーズが南地区へ追いやられることになった。

カウボーイズに代って地区を出ることになったカーディナルズはオーナーのビドウェルが激しく抗議したが、 日程の組み合わせで伝統対決を考慮するということで地区を出ることを承知した。

レギュラーシーズン日程での対戦は地区戦がホームアンドアウェイで 6試合。 4試合がカンファレンス内の 1他地区の全チームとの対戦となり、 さらに 4試合が違うカンファレンスの 1地区全チームとの対戦となる事が決まった。 対戦する地区は毎年ローテイションし、4年間で全チームと対戦することになる。

残りの 2試合は違うカンファレンスチームとの対戦となり、 対戦は前年の成績で決められ、地区 1位は地区 1位、地区 2位は地区 2位と 対戦するように日程が組まれる。

プレーオフの方式は、これまでと同様に各カンファレンスから 6チームが進出する方式が維持され、 地区優勝 4チーム、ワイルドカード 2チームでプレーオフが争われる。