UPDATED 2022/8/24
解説
得点やターンオーバーなど試合を決定付ける重要なプレイをビデオリプレイよって判定するシステム。
1986-91年にかけて導入されていたが、試合の遅延問題などによって廃止され、1999年にシステムを修正して再導入された。
近年はリプレイ判定の適応範囲が緩和され、幅広く利用されるようになった。
チャレンジ
対戦する両チームの監督はきわどい判定に対してインスタントリプレイを主審に要求でき、これを「チャレンジ」という。
チャレンジできるのは試合時間 60分の内 56分間。前後半最後の 2分間はチャレンジできない。
チャレンジ要求は 1チームにつき 2回。リプレイによって判定が覆ればタイムアウトは減らないが、
覆らなければタイムアウトが減る。タイムアウトが残っていないとチャレンジできない。
アシスタントリビュー
2ミニッツウォーニング以降、または延長戦では特設室にいるリプレイアシスタントが専門的にリプレイ映像を見てインスタントリプレイが必要かどうか指示する。
最終的な判定
インスタントリプレイは主審がフィールド脇に設置されたリプレイモニターを見ることによってなされ、
プレイの判定は特設室のリプレイアシスタントと交信しながら慎重に検討される。
最終的な判定はフィールドにいる主審がくだす。
判定は 90秒間以内になされる。
新システムの改善点
新システムはリプレイ回数に制限があるので判定による時間浪費が最少限度に抑えられる。
そのため、試合時間が必要以上に長くならない。
新システムでは「リプレイアシスタント」という新しい役割の審判が設けられ、より厳正な判定がなされる。