NBAプレーオフ 1回戦 2023

UPDATED 2023/4/25

東第1シードのバックス敗退の波乱、 ヒートが 4Q 16点差追いついて延長勝ち

4月 26日 -- 東カンファレンスのプレーオフ 1回戦ヒートが敵地でバックスと第5戦を行い、 4Qに 16点差を追いついて延長の末に 128-126で勝ち、対戦成績 4-1で 2季連続の 2回戦に進んだ。

バックスは東の第1シードで優勝候補だったが、まさかの 1回戦敗退となった。

プレーインから勝ち上がった第8シードのヒートはジミー・バトラーが連日の活躍で大波乱を巻き起こした。 第4戦で歴代 4位の 56点を記録し、この日も 47分間の出場で 42点のハッスルぶりだった。

3Q途中にヒートが 81-80とリードした後、 バックスがディフェンスを厳しくして失点を止め、 3ポイントを効果的に決めて一方的に得点して 102-86として 3Qを終えた。

4Qは壮絶なディフェンス戦となり、ヒートはヤニス・アデトクンボを徹底マークして シュートを阻止して 4点に抑え込むことに成功した。 点差を詰めていき、残り 14秒で 117-113と 4点差があったが、ゲイブ・ビンセントが右ウィングから 3ポイントを入れて 1点差にした。

バックスにフリースロー 1投を返された後、 残り 2.1秒から最後の攻撃に出てインバウンズパスをゴール上に投げあげ、 バトラーがジャンプして受けてアリウープ・ダンクできなかったが、 態勢を崩しながら曲芸的なワンハンドシュートを決めて同点にした。

延長はヒートがリードして残り 1分半で 126-119とした。

バックスは粘って残り 29秒でアデトクンボがリバウンドからレイアップを入れて 2点差にし、 ヒートが 3ポイントを失敗したリバウンドをアデトクンボが獲ってそのまま攻めた。 ドリブルで進んでシュートせずにクリス・ミドルトンにパスし、ミドルトンもシュートせずにパスした。 グレイソン・アレンが受けてリング下からレイアップしたが、その前に終了のブザーが鳴って決着した。

マイク・ブデンホルザー監督は最後のプレイでタイムアウトをとらなかったことについて「その方が有利と判断した」としたが、「とっていた方がよかった」と振り返った。

バックスはアデトクンボが 38点 20リバウンド、ブルック・ロペスが 18点 10リバウンド、 ジリュ・ホリデイが 16点 9リバウンドだった。

ヒートはビンセントが 22点、バム・アデバヨが 20点 10リバウンド 10アシストだった。