セルティクスは対戦成績を 2-1と挽回した。 エースのアイゼイア・トーマスがでん部を痛めて残りのプレーオフを欠場することになり、 絶体絶命の危機に追い込まれたが、敵地で思いがけない逆転劇を収めた。
開始から前の 2試合同様にキャバリアーズが主導権を握って進め、 1Qに 35-24とリードし、2Qに 66-50となって楽勝ムードが漂った。
3Qは残り 6分半で 77-56となったが、セルティクスはそこからトーマスの代役で先発したマーカス・スマートを先頭に 3ポイントを攻勢をかけ、流れを変えた。
一気に追い上げて 4Q開始直後にジョナス・ジェレブコが 3ポイントを入れて 87-85と 2点差に接近した。 その時点で同点にできなかったが、残り 5分半でスマートが 3ポイントを入れて 95-95とした。
その後はキャバリアーズが逆襲して 1点を争う激しい攻防となり、最後までもつれた。 残り 30秒でセルティクスが 108-106とリードした後、キャバリアーズは残り 10秒でカイリー・アービングがレイアップを入れて同点にした。
セルティクスは最後の攻撃でスマートがボールを持ってドリブルし、残り 4秒まで使って左サイドにパスを出した。 ディフェンスをはずしてフリーでボールを受けたブラッドリーは左45度から 3ポイントを放った。 ボールはリングの縁に当たって真上に跳ね上がり、リングの付け根でワンバウンドしてゴールに収まった。 キャバリアーズのファンで埋まったアリーナはどよめきに包まれた。そのまま試合終了となった。
セルティクスは 3ポイントを 18本入れた。成功率は 45.0パーセント(18/40)だった。 スマートが 7本入れて 27点 7アシスト、ブラッドリーが 3本入れて 20点だった。
キャバリアーズはレブロン・ジェームズが振るわずに 11点 6リバウンド 6アシストにとどまった。 フィールドゴール(FG)成功率は 4/13、30.8パーセントだった。 マイケル・ジョーダンが持つプレーオフの通算最多得点まで 61となった。
アービングが 3ポイントを 4本入れて 29点 7アシスト、 ケヴィン・ラブが 7本入れて 28点 10リバウンド、 トリスタン・トンプソンが 18点 13リバウンドだった。