シリーズの最優秀選手MVPには第3戦から 3試合連続で 20点以上あげ、 リバウンドでも活躍したスパーズのカワイ・レナードが選ばれた。
両チームは昨年のNBAファイナルでも対戦し、第7戦の末にヒートが優勝した。 スパーズは第5戦で王手をかけて第6戦で優勝目前まで行ったが、土壇場で追いつかれ、優勝を果たせなかった。 今回はヒートに付け入る隙を見せずに圧倒的な強さで一気に頂点に達した。
「チームは昨年のことを忘れていない。ロッカールームの雰囲気は最悪だった。 その教訓を生かしてここまでやってきた。昨年の借りをかえした。 」- ティム・ダンカン
この日は開始直後に 22-6とヒートに大きくリードされたが、 徐々に流れをつかんで盛り返し、47-40と逆転して前半を終えた。
3Qは激しいぶつかり合いとなったが、パティ・ミルズが連続して 3ポイントを決めて リードをひろげ、3Q残り 5分で 20点差にした。 4Qは開始直後に 14点差に縮まったが、それ以上は近づけずにリードを保ち、残り 5分半でトニー・パーカーがレイアップを入れて 20点差にした。
その後も追加点を入れて大差を保ち、優勝を決めた。
レナードが 22点 10リバウンド、 エマニュエル・ジノビリが 19点、 ミルズが 3ポイントを 5本決めて 17点あげた。
ヒートはNBAファイナル 3連覇を果たせなかった。 レブロン・ジェームズが 31点、10リバウンドをあげた。
ジェームズは第1戦で脚を痙攣させる トラブルがあったが、シリーズを通して安定した活躍を見せた。 他の選手が活躍できずにチームの得点が伸びなかった。 100点を越えた試合はなく、平均 91.6点だった。
スパーズの平均得点は 105.6。