シリーズ最優秀選手にはマーベリクスのダーク・ノヴィツキーが 選ばれた。シリーズを通じて安定した活躍を見せ、 体調不良があったが、勝負どころでシュートを決めて 優勝の立役者となった。
マーベリクスは選手全員が優勝初経験となった。 最高齢はジェイソン・キッドの 38歳。 ジェイソン・テリーは 33歳、ノヴィツキーと ショーン・マリオンは 32歳での栄光となった。
ヒートは今季開幕前にレブロン・ジェームズと クリス・ボッシュを補強して優勝の最有力候補と されたが、今シリーズでは爆発力を欠き、 わずかな差ではあったが、マーベリクスを上回れなかった。
この日はマイアミで試合が行われ、 マーベリクスは敵地だったが、 序盤から積極的にシュートを決めて主導権を 握った。テリーが 1Qに 9点あげて 32-27とリードした。
ヒートは 2Qに逆襲して残り 6分半で エディー・ハウスが 3ポイントを決めて 42-40と逆転したが、リードを保てなかった。
3Qはキッドの 3ポイント 2本などでマーベリクスが リードを広げて 81-72とした。
4Qはヒートの反撃が期待されたが、 マーベリクスが確実に追加点を決めて リードを保ち、10点差が縮まらなかった。 残り 2分半で 99-89とした後、テリーが ジャンパーを決めて 12点差にした。
ヒートはレブロン・ジェームズが 3ポイントを 返したが、その後は 3ポイントが決まらずに 追い上げられなかった。
マーベリクスは残り 29秒でノヴィツキーが レイアップを入れて 11点差にし、勝利を確実にした。 残り 18秒でキッドが 2フリースローを入れて 歓喜の瞬間を迎えた。