NBAファイナル 2006

UPDATED 2008/4/18

ウェイド 43点で決勝FT決める
ヒートが NBAファイナル制覇に王手

6月 18日 -- Gドゥエイン・ウェイドが 43点を記録し、 延長残り 1.9秒で 2フリースローを決めたヒートが 101-100でマーベリクスを下し、 NBAファイナル制覇に王手をかけた。

ヒートはリング下の得点元Cシャキール・オニールが フリースローを外して足を引っ張り、苦戦を強いられたが、 ウェイドがその穴を埋める活躍で勝利をもたらした。 4Q残り 2.8秒でも厳しいディフェンスを交わして シュートを決め、93-93の同点にした。

マーベリクスは 2Qに 30点を奪って 51-43とリードする時間帯があったが、 後半に追いつかれ、接戦に持ち込まれた。 20点を記録したFダーク・ノヴィツキーは正念場で得点を入れ、 延長残り 9.1秒でも右からフェイダウェイを決めて 100-99とリードを奪ったが、 逃げ切れなかった。

ヒートは最後のオフェンスでウェイドにボールを持たせ て得点を狙った。強引にリング下へドライブインし、反則を受けて最後のフリースローとなった。

フリースロー 1投を決めた後、 マーベリクスがタイムアウトを取って プレッシャーをかけてきたが、2投目も難なく決めて勝利した。

オニールの成績は 18点 12リバウンドだった。フリースロー率は 2/12と無残だった。 監督パットライリーは試合終盤の要所でオニールをベンチに下げ、 「ハック・ア・シャック」を避けた。 ヒートのフリースロー率は 32/49 65.3%だった。

マーベリクスのフリースロー率は 21/25 84%だった。 Gジェイソン・テリーは最多 35点を記録した。 Fジョシュ・ハワードは 25点 10リバウンド。

ヒートはシリーズ開幕から敵地での 2戦を落として苦しかったが、 ホームで 3連勝して逆に有利な状況となった。 残り 2戦は再びダラスに行く。そこで 1勝すれば 優勝。 第 6戦は 20日に開催。