1885年に初優勝し、翌年に連覇。その後はワールドシリーズに出場しても勝てなくなり、 1945年を最後にワールドシリーズにも出場できなくなって長期低迷した。 「ヤギの呪い」がかけられ、二度と優勝できないと囁かれるようになったが、 ついにその呪縛を解いた。
この日は一回に先頭打者のデクスター・ファウラーが中越えソロ本塁打で先制した。 三回に同点にされた後、四回に 2安打に死球と犠飛を絡めて 2点勝ち越した。
その後も追加点を入れて七回を終えて 6-3とリードした。
八回の守備は 2死一塁になったところで守護神アロルディス・チャップマンを投入したが、 これが裏目に出てブランドン・ガイヤーに右中間二塁打を浴びて 1失点し、 続くラジェイ・デヴィスに左ポール際にうまく運ばれて 2ラン本塁打にされて追いつかれた。
九回は無得点で終わった。雨による 17分の中断を挟んで十回に入り、 カブスは右前安打と敬遠四球で 1死一二塁にし、 ベン・ゾブリストが左前安打して 1点入れた。 さらに敬遠四球の後、ミゲル・モンテロが左前安打して 1点追加した。
裏の守備はカール・エドワーズが登板し、 空振り三振と遊ゴロで 2死にしたが、 四球と中前安打で 1失点して降板した。 マイク・モンゴメリーがリリーフし、最後の打者 マイケル・マルティネスを三ゴロに打ち取って歓喜の瞬間となった。
シリーズの最優秀選手(MVP)にはゾブリストが選ばれた。