MLB 第102回ワールドシリーズ 2006

UPDATED 2006/10/28

カーディナルズ 24年ぶり世界一、 エクスタインがMVP

10月 27日 -- ワールドシリーズ第5戦はカーディナルズが 4-2で タイガースを下し、24年ぶり 10回目の世界一を決めた。

「チームによる勝利だ。 好守、好投、チームバッティング、最強の控え選手。 すべてが勝利をもたらした。 」- 監督トニー・ラルーサ

シリーズのMVPには 1番打者を務め、第4戦と第5戦で 6安打 4打点の活躍を見せたデヴィド・エクスタインが 選ばれた。

この日の試合は先発登板したジェフ・ウィーヴァーが 8回まで 4安打 2失点の力投でいい流れを作った。 打撃陣は 2回に先制し、先頭打者の ヤディナ・モリナが中安打、続く田口壮が 送りバント。1アウト後にエクスタインが三塁内野安打を放って 1点を奪った。

4回表にウィーヴァーがショーン・ケイシーに 右 2ラン本塁打を浴びて逆転されたが、 その裏にモリナと田口が連打してチャンスをつくり、野手エラーとエクスタインの内野ゴロで 2点を取って 3-2と再リードした。

7回にはエクスタインの内野安打などで走者 1-2塁とし、 スコット・ローレンの右安打で追加点を入れた。

22年ぶりの優勝を逃したタイガースは 打撃不振が続き、最後まで得点に苦しだ。 優勝決定シリーズで活躍したプラシド・ポランコはこのシリーズで 17打数無安打とまったく活躍できなかった。 マグリオ・オルドニェスは 2/19、クレイグ・モンローは 3/20、イヴァン・ロドリゲスは 3/19と低調だった。

投手は好投したが、送球エラーが多く、失点を防げなかった。 この日はジャスティン・バーランダーが先発登板して 6回まで 6安打 3失点だった。4回の守備で 投ゴロを悪送球して失点した。

タイガースは守備で自滅し、 今シリーズで 8エラーを記録した。 3塁手のブランドン・インジが 3、 他は投手の悪送球だった。

「守備が悪かった。単純なミスだ。 なぜこうなったのか理由は分からない。 」- 監督ジム・リーランド