ベンチ入り 26人枠
(アクティブ・ロスター/Active Roster)
- 2019年までは 25人。9月 1日以降は 40人。
- 2020年から 26人に拡大された。9月 1日以降は 28人に縮小。
ダブルヘッダー枠
- ダブルヘッダーが組まれた日は選手不足を緩和するためにベンチ入りが 1枠増やされ、27人となる。
10・15日間故障者リスト
(10-day Injured List / 15-day Injured List)
- 2016年までは 15日間故障者リストが使われた。2017年から10日間故障者リストに変更。
2020年から投手が 15日間、野手が 10日間に変更された。
- リスト入りした選手は規定による最低日数を経るまで復帰できない。期間を過ぎても復帰せずにとどまることが可能。
- アクティブ・ロスターにはカウントされない。試合には出場できないが、ベンチ入りは可能。
- マイナーリーグの試合に出場して調整することができる。
- マイナーリーグで調整できる期間は投手が 30日間、野手が 20日間まで。
- アクティブ・ロスターがフルに埋まっていないと利用でない。故障者リストを利用する時は必ず別の選手をアクティブ・ロスターに入れる。
7日間故障者リスト
(7-day Injured List)
- 脳震盪を起こした選手が入る故障者リスト。扱いは 10・15日間故障者リストとおなじ。
- 7日間を過ぎても選手が復帰しない場合は自動的に 10・15日間故障者リストに移される。
メジャーリーグ契約 40人枠
(Expanded Roster)
- 各球団がメジャーリーグ契約できる選手の上限は 40人。
- 60日間故障者リストに入っている選手はカウントされない。
60日間故障者リスト
(60-day Injured List)
- メジャーリーグ契約はしているが、メジャーリーグ契約枠の 40人にはカウントされない。
- メジャーリーグ契約枠 40人がフルに埋まっていないと利用でない。60間故障者リストを利用する時は必ず別の選手とメジャーリーグ契約する。
- 60日間故障者リストから 10日間故障者リストへ選手を移すことはできない。
- マイナーリーグの試合に出場して調整することができる。
DFA
(Designated for assignment / メジャーリーグ契約枠を外れる)
- 戦力外通告を受けてメジャーリーグ契約 40人枠を外れた選手が入る枠。
- 労使協定によって戦力外になった選手はすぐに解雇されない規定になっており、その選手が一時的にこの枠に入って移籍の可能性を模索する。
- この枠に居られるのは 10日間。10日以内であればメジャーリーグ契約枠に戻すことが可能。
- この枠に入った選手は他球団への移籍を図る。
- 解雇者リスト(ウェーバー公示)に載り、引き取る球団が現れれば、そちらへ移籍する。選手は移籍を拒否できる。
- 他球団とトレードによって移籍する。
- 解雇者リストを経て移籍が成立しない場合。
- 所属球団とマイナー契約を結ぶ。メジャー経歴 5年以上の選手は拒否することが出来る。
- 解雇。所属球団とマイナー契約を結ばない場合は自由契約となる。
- 引退。
メジャーリーグの選手枠
ベンチ入り枠 26人
(アクティブ・ロスター。ベンチ入りして試合に出場できる選手。)
10日間故障者リスト
(アクティブ・ロスターにはカウントされない。試合には出場できないが、ベンチ入りは可能。)
メジャー契約枠 40人
(ベンチ入りできない選手はマイナーリーグへ割り当てられる。)
60日間故障者リスト
(メジャー契約はしているが、メジャー契約枠の 40人にはカウントされない。)
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DFA
(戦力外通告された選手が
メジャー契約枠から外されて入る枠。
Designated for assignment)
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9月のアクティブ・ロスター拡大
(September Call-ups)
- 9月 1日以降はアクティブ・ロスターが 26人から 28人に拡大される。
クオリファイング・オファー
(Qualifying Offer/適正契約の提示)
- 球団がフリーエージェントになった選手を残留させるために提示する契約。2012年から導入された。
- 球団が適正契約を提示できるのはワールドシリーズ終了から 5日後まで。選手が契約を受け入れられるのは提示から 10日後まで。
- 適正契約の提示額はメジャーリーグの年俸上位 125選手の平均年俸。
- 適正契約を提示した球団は選手が契約を拒否して他球団と契約した場合、ドラフト 1巡指名権が補填される。
- 適正契約を拒否した選手と契約した球団は保有する上位のドラフト指名権を失う。