雨が降るウェットコンディションで始まった。 全車がインターミディエイトタイヤ(浅溝)を装着してたが、 路面が乾いていって溝のないスリックタイヤに履き替えた。 終盤は残り 10周ほどで再び雨が降り、タイヤを履き替える判断の難しい展開となった。
角田裕毅(レーシングブルズ)は 5番グリッドからスタートして 6位を走行し、 雨が降り出した最終盤はタイヤ交換をせずにステイアウトしたことで一時 2位を走行したが、 この判断があだとなり、遅れてタイヤ交換したことで順位を大きく落とした。12位に終わり、ポイントを逃した。
レースはぬれた路面がドライバーたちを苦しめ、スタート前からクラッシュが起こった。 予備周回で新人ハジャー(レーイングブルズ)がスピンして止まり、スタートできずにリタイアした。
1周目には新人ドゥーハン(アルピーヌ)がスピンして側壁に激突してリタイア。 セーフティーカーが導入された直後にはサインツ(ウィリアムズ)がスピンして側壁に激突してリタイアした。
32周目にはアロンソ(アストンマーティン)、45周目には新人ボルトレト(キック・ザウバー)がスピンして側壁に激突し、リタイアした。
マクラーレンのピアストリは 2位を走行したが、44周目にコース外に飛び出して止まり、大きく順位を落とした。 コース復帰することができて走行を続け、9位で終えた。
総合 5連覇を狙うフェルスタッペン(レッドブル)は 3番グリッドからスタートして 1周目の 2コーナー出口で ピアストリを抜いて 2位に上がったが、17周目に抜き返された。 44周目に 2位に再浮上してノリスを追ったが、前には出られずに 2位で終えた。
メルセデスはラッセルが 3位に入った。新人アントネッリは力走して 4位で終えたが、 アンセーフリリースの 5秒ペナルティを受けて 5位に降着した。 アルボン(ウィリアムズ)が 4位に入った。