フェルスタッペンがポールポジションから好発進して先頭を走ったが、 終盤はリードを保てなくなり、2番グリッドのノリスが接近してきわどい勝負となった。 52周目に両者が同時にタイヤ交換を行い、そこからノリスがアタックを開始して ターン3、ターン4で抜きにかかり、フェルスタッペンにプレッシャーをかけた。
64周目はターン3でノリスが外側から並びかけ、 フェルスタッペンが押し出すように接触して 2台ともコース外にオーバーランした。 フェルスタッペンが左リアタイヤを破損し、 ノリスも右リアタイヤを破損して順位を落とした。
フェルスタッペンはピットに戻ってタイヤ交換してコースに復帰したが、 ノリスは復帰できずにリタイアした。
この事故によって 3番グリッドからスタートしたラッセルが先頭に立った。 後方ではピアストリ(マクラーレン)がサインツ(フェラーリ)を抜いて 2位にあがり、 ラッセルを追走したが、追いつくことができずにラッセルが逃げ切った。
ラッセルの優勝は 2022年 11月のブラジルGP以来、2年ぶり 2度目となった。
同僚のハミルトンは 4位。フェルスタッペンは 5位で終えた。