今季 6勝目で総合 194ポイントに伸ばし、首位を守った。
レースは開始前から小雨が降り、ウェットコンディションで始まった。 全車がインターミディエイトタイヤ(浅溝)とウエットタイヤを履いてスタートし、 雨が上がって路面が乾いていく難しい展開となった。
3番グリッドのノリス(マクラーレン)は路面が乾くにつれて速度が上がり、 20周目にフェルスタッペンを抜いて 2位、21周目にポールポジションのラッセル(メルセデス)を抜いて先頭に立った。
25周目にサージェント(ウィリアムズ)がスピンして路上に止まる事故を起こし、 セーフティーカーが導入された。このタイミングで各車がタイヤ交換したが、 ノリスは 1周遅れたため、3位に後退した。代わってフェルスタッペンが先頭に立った。
フェルスタッペンは 45周目に 2度目のタイヤ交換を行って一時 2位に下がったが、 2周後に先頭に復帰し、そのまま最後まで走り切った。
ノリスが 2位、ラッセルが 3位、ハミルトン(メルセデス)が 4位、 ピアストリ(マクラーレン)が 5位だった。
フェラーリは精彩を欠き、ルクレールはペースが上がらずにタイヤ交換で順位を下げていき、42周目にリタイアした。 サインツは 53周目にスピンしてアルボン(ウィリアムズ)と接触事故を起こしてリタイアした。
角田裕毅(RB)は 8番グリッドから出遅れて 12位に下がり、 その後は 25周目のセーフティーカー導入時にタイヤ交換せずに走行を続けて 7位に上がったが、66周目にターン9でコースアウトしてスピンし、順位を大きく落とした。 14位に終わった。