スタートはメルセデスの 2台が好発進し、2番グリッドのラッセルが 1コーナーで先頭に立ち、 3番グリッドのハミルトンが 2位に上がった。 ポールスタートのフェルスタッペンは 3位に下がった。
後方で複数の接触事故があり、ルクレール(フェラーリ)が 3コーナーでコースアウトしてリタイアし、セーフティカーが入った。 ラッセルがタイヤ交換を行い、代わってハミルトンが先頭に立った。
4周目に再スタートした後、7周目にアルボン(ウィリアムズ)がスピンして側壁に衝突してコース上に停車し、 赤旗中断となった。
15分後にスタンディングスタートで再開し、フェルスタッペンがハミルトンを抜いて先頭に立った後、 18周目に 4位を走行するラッセルがエンジンから火を噴いてコース脇に停車し、バーチャルセーフティーカーが入った。
20周目に再開し、その後はフェルスタッペンが先頭を独走したが、 54周目にマグヌッセンが側壁に衝突して右リアタイアを吹き飛ばして走行不能となり、コース脇に停車して残り 2周で 2度目の赤旗中断となった。
15分後にスタンディングスタートで再開し、ガスリーとオコンのアルピーヌ 2台が同士討ちの事故を起こしてコース脇で停まり、3度目の赤旗中断となった。
角田裕毅(アルファタウリ)は混乱をかいくぐって 5位にまで順位をあげたが、 順位を戻して再スタートすることになり、11位に下げられた。
レースは 1周だけが残り、30分後に再開され、セーフティーカー先導で 1周を消化して終了した。
サインツ(フェラーリ)は 4位を走行したが、接触事故による 5秒ペナルティを受けて 12位に降着した。角田が 10位に繰り上がって今季初ポイントを獲得した。