レースは雨の中で開始されたが、1周目でスピンするマシンが続出して 2周目に赤旗中断となった。
その後は雨脚が強い状態が 1時間以上続き、 イベントを 3時間で終了するルールが適用されて短縮レースとなった。 残り 45分となって再開され、セーフティーカー先導で周回した後、ローリングスタートで始まった。
路面は雨でかなり濡れていたが、すぐにタイヤをウェットからインターミディエイトに履き替えるマシンが現れ、好タイムを叩きして他のマシンも続々とタイヤを履き替えた。
フェルスタッペンは先頭を走り、ルクレール(フェラーリ)、ペレス(レッドブル)と続いた。
その後はタイヤの摩耗が激しく、タイヤを交換するマシンとしないマシンとに分かれた。
フェルスタッペンは後続を引き離して悠々と先頭でフィニッシュした。 ルクレールはタイヤの状態が悪くなり、最終周でシケインを曲がり切れずにショートカットした。 2位で終えたが、レース後に 5秒ペナルティを受けて 3位に降着した。
ペレスが 2位に入った。
初の母国GPとなった角田裕毅(アルファタウリ)は 13位だった。
75パーセントに満たない短縮レースとなったが、中断した後、再開されたため、 フルポイントが与えられた。フェルスタッペンは 366ポイントに伸ばした。 2位との差を 113ポイントにひろげ、4レースを残して総合優勝を決めた。