フェルスタッペン(レッドブル)は Q3最後にルクレールを上回るペースで走行したが、アタックを中止してピットに戻り、 タイム更新できなかった。8番手に沈んだ。
燃料不足の問題が生じ、チームがピットに戻るように指示した。 状況を把握できなかったルクレールは「WHY、WHY」と嘆きながらピットレーンに入った。
角田裕毅(アルファタウリ)は今季 5度目のQ3進出を果たして 10番手につけた。
この日のシンガポールは天候が荒れ、雨に見舞われた。 予選開始にはあがったが、雨水が路面に残る難しい状況で始まった。 全車がインターミディエイトタイヤを装着して出走した。
Q1はウィリアムズの 2台が敗退し、リカルド(アルピーヌ)もタイムが伸びずに脱落した。 Q2はラッセル(メルセデス)が敗退する波乱があった。
Q3は路面状況が改善し、各マシンはスリックタイヤのソフトを装着してアタックした。 残り 8分を切って角田が 1分 55秒 170を出してトップに立ったが、 直後にハミルトンが 1分 53秒 082の好タイムを出して前に出た。
さらにハミルトンは残り 5分で 1分 51秒 019とタイム更新した。
路面状況がどんどんよくなり、残り 1分でルクレールが 1分 49秒 412を叩きだしてトップに立った。 他のマシンはこのタイムを更新できなかった。
フェスタッペンは最後のアタックでルクレールを上回りそうだったが、 走り切れずにピットに戻り、ルクレールのポールポジションが決まった。