天候は快晴。観客席はフェルスタッペンを応援するオランダのファンで埋まり、オレンジ色に染まった。
Q1は今季限りでマクラーレンを離脱する不振のリカルドが伸びずに敗退した。
Q2は観客席から発煙筒が投げ込まれる妨害行為があり、一時中断したが、すぐに再開された。 先週のベルギーGPで好調だったアルピーヌが伸びずにオコンとアロンソがともに敗退した。
アルファタウリは角田裕毅が 10番手で生き残り、フランスGP以来のQ3に進んだ。 同僚のガスリーは角田のタイムを上回れずに 11番手で敗退した。
Q3は残り 6分半でルクレールが 1分 10秒 456の好タイムを出してトップに立った。
セッション終了の最後のアタックはルクレールが 1分 10秒 363でタイム更新した。 フェルスタッペンはその直後に 1分 10秒 342を叩きだしてルクレールの前に出た。
サインツ(フェラーリ)は 1分 10秒 434で 3番手。 その後ろにいたペレス(レッドブル)は最終コーナーでスピンしてコース脇に停車した。黄旗が振られ、後続のマシンはタイム更新できずに終了した。
角田は 9番手となった。 天候は曇り。観客席はフェルスタッペンを応援するオレンジ色の帽子や服を着たオランダのファンで埋まった。
フェルスタッペンは 19周目に最初のタイヤ交換を行って 3位に後退し、タイヤ交換を遅らせたメルセデスのハミルトンが 先頭に立ち、ラッセルが 2位となったが、30周目にハミルトンが タイヤ交換を行い、フェルスタッペンが先頭に復帰した。
55周目に周回遅れの 13位を走行していたボッタス(アルファロメオ)が エンジン不良を起こしてメインストレートでマシンを止めてリタイアし、 セーフティーカーが導入された。
このタイミングで一斉にタイヤ交換が行われたが、 2位を走行していたハミルトンはコース上に残って先頭に立った。
2位に下がったフェルスタッペンは再開後の 61周目に楽々とハミルトンを抜いて先頭に復帰し、そのままフィニッシュした。
4連勝で今季 10勝目となり、総合ポイントを 310に伸ばして首位を守った。
メルセデスはラッセルが今季最高の 2位表彰台に立った。 ハミルトンは 4位で終えた。
フェラーリはルクレールが 3位、サインツが 8位だった。
アルファタウリの角田裕毅は 9番グリッドからスタート直後に順位を下げて 11位を走行した。 43周目にタイヤの異変を訴えてピットでタイヤ交換したが、 コースに復帰した直後にマシンを止めてリタイアした。