前日の雨天から一転して雲一つない快晴となった。 気温と路面温度が上昇する中で行われ、難しいタイヤ選択を迫られた。
フェルスタッペンはミディアムタイヤでスタートし、10周目にバーチャル・セーフティーカーが導入されたタイミングでハードタイヤに履き替えて完走を目指したが、 摩耗が激しく、2度目のタイヤ交換を余儀なくされた。
これによってサインツ(フェラーリ)に先頭を明け渡したが、 サインツも 2度のタイヤ交換を行ったため、フェルスタッペンが順位を回復して先頭を走行した。
レース終盤はセーフティーカーが導入されてタイム差が一気に縮まり、 サインツがフェルスタッペンを猛追してプレッシャーをかけたが、前に出ることは出来なかった。 フェルスタッペンが逃げ切り、サインツは今季 3度目の 2位に終わった。
レッドブルのペレスは 8周目にエンジン不良を起こしてマシンを停めてリタイアした。
フェラーリのルクレールは 19番グリッドからスタートして順位をあげ、5位に入った。
メルセデスは好走し、ハミルトンが 3位、ラッセルが 4位で終えた。
2番グリッドからスタートしたアロンソ(アルピーヌ)はタイヤ交換の戦略が上手くいかずに順位を下げ、7位で終えた。 レース終了間際に順位を守るために不正なウェービング走行をしたとして 5秒ペナルティーを科せられ、9位に降着した。
アルファタウリの角田裕毅は最後尾からスタートして順位をあげ、11位を走行したが、 48周目のタイヤ交換を終えたピットレーンの出口でカーブを曲がりきれずに側壁に突っ込み、 リタイアした。