天候は快晴。路面温度が上昇する中で開催された。
ポールポジョンのルクレール(フェラーリ)はスタートでやや出遅れ、ターン1で 2位に下がった。2番グリッドのペレス(レッドブル)が先頭に立った。
サインツ(フェラーリ)は 4番グリッドがスタートして 4位を走行したが、 9周目に油圧系の不具合を起こしてターン4でマシンを停め、リタイアした。
ここでバーチャル・セイフティーカーが導入され、フェラーリ、メルセデス、アルファタウリらがタイヤ交換を行った。レッドブルはタイヤ交換せずに走行を続けてワンツー体勢を築いた。 15周目にはフェルスタッペンがペレスの前に出て先頭に立った。
その後、レッドブルの 2台はタイヤ交換を行って後退し、ルクレールが先頭に立ったが、その直後の 20周目にエンジンから白煙をあげてスローダウンし、 ピットに戻ってリタイアした。
レッドブルがワンツー体勢を回復し、そのまま危なげなく走行を続けてフィニッシュした。
フェルスタッペンは今季 5勝目をあげ、総合ポイントを 150にのばして首位を守った。 ペレスは 129ポイントで 2位。
メルセデスはラッセルが 3位、ハミルトンが 4位に入った。 激しいポーパシングに苦しみ、ハミルトンはレース中に腰に激痛を訴えた。 レース後は降車するのに苦労し、歩くのもままならなかった。
アルファタウリの角田裕毅は一時 5位を走行したが、 リアウィングのフラップが 2つに割れるトラブルに見舞われ、ピットに戻ってガムテープで張り合わせる応急処置を行い、順位を大きく落とした。 13位で終えた。
同僚のガスリーは今季最高の 5位に入った。