レースは大雨によってスタートが約 1時間遅延し、 ウエットコンディションによるスローペースとミック・シューマッハ(ハース)のクラッシュによる中断で長引き、 3時間制限が適用された。 78周が予定されたが、64周で短縮終了した。
スタートはセーフティーカー先導でゆっくり始まり、 全車がウエットタイヤを装着したが、後方の何台かはインターミディエイトに履き替えて勝負をかけた。
路面が乾いていく中で 16周目ごろから上位のマシンもタイヤをインターミディエイトに履き替え、早めに履き替えたペレスが先頭に立った。
20周目にはフェラーリの 2台がドライのハードタイヤに履き替え、レッドブルの 2台も続いてハードタイヤに履き替えた。
ペレスが先頭を守り、サインツ、フェルスタッペン(レッドブル)と続き、 ポールスタートのルクレール(フェラーリ)は 4位に下がった。
26周目にミック・シューマッハがシケイン手前で側壁に激突してマシンを二つに分断する大クラッシュを起こし、 30周目に赤旗中断となった。
各車は中断を利用してタイヤを履き替え、 レッドブルの 2台はミディアム、フェラーリの 2台はハードを選択した。
ローリングスタートで再開し、 ミディアムのレッドブルはタイヤの摩耗が速く、 先頭のペレスは厳しい走行を強いられたが、 後続のサインツを抑えて先頭を守り切り、優勝した。
サインツ 2位、フェルスタッペン 3位、ルクレール 4位となった。