レースは新しく 18インチに大きくなったタイヤの摩耗が激しく、どのマシンも 3回のタイヤ交換を強いられる消耗戦となった。 フェラーリは安定した走行を続けてトラブルを起こさずに最後まで走り切った。
ルクレールはポールポジションから好発進し、先頭を明け渡さなかった。 2019年 9月のイタリアGP以来の優勝を果たした。
サインツは 3番グリッドからスタートして 3位を守って走り、 残り 4周で前を走るフェルスタッペン(レッドブル)が失速して後退したため、順位をあげて 2位で終えた。
フェラーリのワンツー・フィニッシュは 2019年 9月のシンガポールGP以来となった。
レッドブルはフェルスタッペンが終盤にマシン不良を起こしてスピードがあがらなくなり、 54周目にスローダウンして順位を下げ、ピットに戻ってリタイアした。
同僚のペレスにも同様のマシン不良が発生し、最終周の 1コーナーでマシンを止めてリタイアした。
フリー走行から苦戦が続いたメルセデスは粘り強い走りを見せ、 5番グリッドからスタートしたハミルトンが 3位、 9番グリッドからスタートしたラッセルが 4位に入った。
アルファタウリはガスリーが 45周目にエンジン故障を起こして炎上し、リタイアした。 角田裕毅は 16番グリッドから順位を上げていき、8位で終えた。