フェルスタッペンはポールポジョンからスタートで出遅れ、1コーナーで 2位に下がった。 2番グリッドのハミルトンが先頭に立った。
ハミルトンは 1周目の 6コーナーでフェルスタッペンに抜かれそうになって接触しかけたが、コース外に逃れ、続く 7コーナーをショートカットする形で先頭を守った。
その後は快走してフェルスタッペンとの差をひろげて行った。
36周目にジョビナッツィ(アルファロメオ)がコース脇にマシンを止めてリタイアしたとでバーチャルセーフティーカーが入り、この間にフェルスタッペンはタイヤ交換したが、 ハミルトンはコース上に残って先頭を維持した。
再開後はハミルトンが好走を続け、フェルスタッペンに対して大きなリードを保ったままレースを進めた。 順調に走り続けてそのまま優勝を決めるかと思われたが、 53周目にラティフィ(ウィリアムズ)がリアタイヤをパンクさせて側壁に激突するクラッシュを起こし、 コース上にマシンを止めたため、セーフティーカーが入り、状況が一変した。
フェルスタッペンはこの間に新品のソフトタイヤに履き替え、2位を保ったままコースに復帰した。 先頭のハミルトンはタイヤ交換せずに摩耗したハードタイヤで走り切る選択をした。
セーフティーカーは残り 1周でコース外に下がり、レースが再開された。 新品のソフトタイヤを履くフェルスタッペンが圧倒的に速く、 5コーナーでハミルトンを抜いて先頭に立った。そのままフィニッシュして劇的な幕切れとなった。
コンストラクターズ部門はメルセデスが 8連覇を達成した。