F1ニュース

UPDATED 2022/3/19

フェルスタッペンが総合優勝
最終周で逆転の劇的結末

12月 12日 -- F1グランプリ・最終戦アブダビGP決勝レース 58周はフェルスタッペンレッドブル)が最終周でハミルトンメルセデス)を抜いて優勝し、 初の総合優勝を果たした。

フェルスタッペンはポールポジョンからスタートで出遅れ、1コーナーで 2位に下がった。 2番グリッドのハミルトンが先頭に立った。

ハミルトンは 1周目の 6コーナーでフェルスタッペンに抜かれそうになって接触しかけたが、コース外に逃れ、続く 7コーナーをショートカットする形で先頭を守った。

その後は快走してフェルスタッペンとの差をひろげて行った。

36周目にジョビナッツィアルファロメオ)がコース脇にマシンを止めてリタイアしたとでバーチャルセーフティーカーが入り、この間にフェルスタッペンはタイヤ交換したが、 ハミルトンはコース上に残って先頭を維持した。

再開後はハミルトンが好走を続け、フェルスタッペンに対して大きなリードを保ったままレースを進めた。 順調に走り続けてそのまま優勝を決めるかと思われたが、 53周目にラティフィウィリアムズ)がリアタイヤをパンクさせて側壁に激突するクラッシュを起こし、 コース上にマシンを止めたため、セーフティーカーが入り、状況が一変した。

フェルスタッペンはこの間に新品のソフトタイヤに履き替え、2位を保ったままコースに復帰した。 先頭のハミルトンはタイヤ交換せずに摩耗したハードタイヤで走り切る選択をした。

セーフティーカーは残り 1周でコース外に下がり、レースが再開された。 新品のソフトタイヤを履くフェルスタッペンが圧倒的に速く、 5コーナーでハミルトンを抜いて先頭に立った。そのままフィニッシュして劇的な幕切れとなった。

コンストラクターズ部門はメルセデスが 8連覇を達成した。

角田裕毅アルファタウリ)は自己最高の 4位に入った。