アメリカンフットボール,試合詳報,2002">
4人の守備ラインが自在に動き、強いパスラッシュによってギャノンにプレッシャーをかけ続けたバッカニアーズは、 バックス陣がタイトカバーでレシーヴーを押さえ、レイダーズのパス攻撃を封じて 3Q残り 2分になるまで TDを与えなかった。
オフェンスではラン攻撃でラインが終始押し続け、大きな穴を作ってRBマイケル・ピットマンを 前に行かせ、2Qに 2TD、3Qに 1TDを記録し、3Q残り 4:47秒でディフェンスのCBドワイト・スミスが 決定的な 44yインターセプトリターンTDを決めて 34-3とレイダーズを突き放して勝利を決めた。
MVPには序盤で 2インターセプトを奪ったバッカニアーズのSデクスター・ジャクソンが選ばれた。 今季レイダーズからバッカニアーズの監督に就任したジョン・グルーデンは史上最年少となる 39歳でスーパーボウル制覇を達成した。
ターンオーバーが大きな鍵となった試合は 1Q開始後 3プレイ目でバッカニアーズのQBブラッド・ジョンソンが CBチャールズ・ウッドソンにインターセプトを奪われ、立ち上がりでつまづいたが、その後はターンオーバーを許さず、 逆にレイダーズから一方的にインターセプトを奪った。
1Qの得点は両チームがFGを決めて 3-3。 レイダーズのKセバスチャン・ジャニコフスキーが 44y、 バッカニアーズのKマーティン・グラマティカが 31yを成功させた。
レイダーズは 1Q終了直前にギャノンが最初のインターセプトを許し、ジャクソンがミッドフィールドでピックオフした。 バッカニアーズはそこからグラマティカが 43yFGを決めて 6-3とリードした。
ギャノンは続くオフェンスの 3プレイ目でロングパスを試みたが、再度ジャクソンにインターセプトされ、 自陣 45yターンオーバーとなった。レイダーズはディフェンスが踏ん張ってパントに持ち込んだが、 続くディフェンスでは持ちこたえられずに自陣 27yから 4回のラン攻撃で得点を許し、 バッカニアーズのFBマイク・オルストットに 2yTDランを決められて 13-3とされた。
バッカニアーズはさらに続くオフェンスでも効果的にラン攻撃を決め、 敵陣ゴール前まで進んでジョンソンがWRキーナン・マカーデルに 5yTDパスを決めて 20-3として 前半を折り返した。
得意のパスオフェンスが封じられていたレイダーズは後半に反撃を試みたかったが、打開策が見つけられずに苦戦が続き、 3Q最初のシリーズもファーストダウンを更新できずにパントとなった。 ランが快調に距離を稼いでいたバッカニアーズは、パスでもWRジョー・ジュレヴィシャスが 11yと 33yレシーヴを 決めてボールを進め、ジョンソンがマカーデルに 8yTDパスを決めて 27-3とリードをさらに拡大した。
レイダーズは続くオフェンスの 2プレイ目でギャノンが 3本目のインターセプトを許し、スミスがリターンTDを奪って 34-3とし、決着をつけた。
レイダーズは続くオフェンスでWRジェリー・ポーターが鮮やかなTDレシーヴを決め、 続くディフェンスではバッカニアーズのパントを敵陣ゴール前 13yでブロックしてエリック・ジョンソンが リターンTDを決めたが、2度とも 2ポイントコンバージョンに失敗し、34-15と点差は思うように縮まらなかった。
バッカニアーズは続くオフェンスで 27yFGを狙ったが、 ホールダーのトム・トゥーパがボールをとりそこなって失敗。 レイダーズは続くオフェンスでWRジェリー・ライスが 48yTDレシーヴを決めたが、やはり 2ポイントコンバージョンに失敗した。 34-21。
レイダーズはその後、2回攻撃権を得たが、2度ともインターセプトに終わり、 バッカニアーズはLBダレン・ブルックスが 44y、スミスが 50yリターンTDを追加した。
5サックを食らったギャノンの成績は 24/44 54.5%、272yパス、2TD、5インターセプト。 レイダーズはトータルで 269y獲得したが、ランは 19yにとどまった。 ファーストダウン更新は 11回。
365y獲得したバッカニアーズはランで 150yを記録。 ファーストダウン更新は 24回。ピットマンは 124y走った。 ジョンソンの成績は 18/34 52.9%、215yパス、2TD、1インターセプト。