NBA西カンファレンス決勝 2017

UPDATED 2017/5/15

ウォリアーズ 25点差逆転
レナード負傷交代で流れ変わる

5月 14日 -- 西カンファレンス決勝は第1シードのウォリアーズがホームで第2シードのスパーズと第1戦を行い、 後半に得点を伸ばして 25点差を逆転し、113-111で先勝した。

ステフィン・ガリーが 3ポイントを 7本入れて 40点あげた。 前半は 14点だったが、後半は 3Qに 3ポイントを 4本入れて一挙 19点あげた。 接戦となった 4Qは要所でシュートを決めて 7点あげ、勝利をもたらした。

ウォリアーズはプレーオフに入って無傷の 9連勝となった。 プレーオフ 2回戦・第4戦から 5日間の休養を経てこの日の試合に臨んだ。 序盤はエンジンのかかりが鈍く、スパーズの積極的なディフェンスに封じられて精彩を欠いた。

1Qに 30-16とリードされ、2Qは残り 8分で 44-19と 25点差がついた。

3Qは開始からカリーが 3ポイントを決めたが、スパーズもそれに応じて 3ポイントを返し、互角の攻防が続いた。 残り 8分で 23点差だったが、スパーズはエースのカワイ・レナードがシュートした時に痛めていた左足首を捻って悪化させ、ロッカールームに下がった。 自力で歩き、重傷ではなさそうだったが、その後はプレイしなかった。

これを境に試合の流れが変わり、ウォリアーズはそこから攻勢をかけて 18点連取して一気に 5点差に縮めた。

その時点で逆転できなかったが、4Qは残り 4分でケヴィン・デュラントがレイアップを入れて 101-100と逆転した。

残り 2分でスパーズに 106-103とリードされた後、 カリーが右45度から 3ポイントを入れて同点にし、ドレイモンド・グリーンがレイアップを決めて再逆転した。 さらに追加点を入れて残り 38秒で 111-106と 5点差をつけた。

スパーズはエマニュエル・ジノビリがダンクし、続く守備でターンオーバーを奪った後、 パティ・ミルズがフリースロー 2投を入れて 1点差にしたが、逆転できなかった。

ウォリアーズは残り 9秒でカリーがフリースローライン付近から ジャンプシュートを入れて 3点差にした。

スパーズは残り 0.5秒でミルズがフリースロー 2投を得て 1投目を成功した。 2投目を故意に外したが、リバウンドを押し込めずに試合終了となった。

ウォリアーズはデュラントが 34点、ザザ・パシュリアが 11点 9リバウンドあげた。 クレイ・トンプソンは振るわずに 6点だった。

腰を手術したスティーヴ・カー監督はチームに合流したが、 サイドラインで指揮はとらずにアシスタントコーチのマイク・ブラウンが監督代行を務めた。

スパーズはアルドリッジが 28点 8リバウンドあげた。 カワイ・レナードは 3Q途中に交代するまでに 26点 8リバウンドを記録した。