4月 9日 -- 新型コロナウイルスによって中断しているNBAは停止するとしていた選手支給を 15日分に限って全額支給することが分かった。AP通信が報じた。
NBAは 3月 12日から中断に入り、リーグは労使協定の「不可抗力条項」を行使して同 21日に選手支給を 4月 1日までとし、
15日から停止すると発表していた。
今月に入って選手会が支給を続けるように交渉し、リーグが要求に応じた。
次の 5月 1日から停止される見通し。
リーグは中断期間に予定した試合を延期しているが、
シーズンが打ち切りとなって試合が実施されない場合、その分の給与を選手がリーグに払い戻す必要がある。
この面倒を避けるためにリーグは支給を停止するとしたが、選手会が払い戻しに責任を持つことで支払いに応じたとみられる。
選手の 1試合ごとの給与は年俸の 1/92.6(1.08パーセント)で、
リーグ最高年俸のステフィン・カリー(ウォリアーズ)は
残り 17試合が中止になった場合、今季年俸 4023万ドルの内、739万ドル(約8億円)を失う。