7月 12日 -- NBAはオーナー陣による理事会が「ハック戦術」の抑制を目的としたルール改正を承認した。
「ハック戦術」はフリースローが下手な選手にフリースローを強要する戦術で、ボールを持っていない状態で反則する。
劣勢のチームは点差を縮めることができたり、試合の流れを変えることができる。
最初にこの戦術の標的になったのはスパーズなどに所属したデニス・ロッドマンで、
レイカーズで活躍したシャキール・オニールを標的とした「ハック・ア・シャック」が有名になって広く知られるようになった。
「ハック戦術」による試合進行の遅延やバスケットが持つ本来の魅力を損ねと批判され、リーグは数年前から対策に乗り出していた。
一方で劣勢を挽回する「有効な手段」として高い評価を得ており、締め出しに批判的な声もある。
「ハック戦術」抑制の新ルールは 2つで、
ひとつは攻撃側のボールを持たない選手に反則した場合に攻撃側にフリースロー 1投と攻撃権を与える
「アウェイ・フロム・ザ・プレイ反則」(Away-From-The-Play Fouls)の時間帯を現行の 4Q終了前 2分と延長終了前 2分から
各クォーター終了前 2分と延長終了前 2分に拡大する。
もうひとつはボールがインバウンズパスでコート内に入る前に起こった反則は常に「アウェイ・フロム・ザ・プレイ反則」とし、
攻撃側にフリースロー 1投と攻撃権を与える。
さらにフレイグラント反則を厳しくするルール改正を行い、
相手選手を止める目的で故意に背後から反則することがフレイグラント反則になる。
これまでは危険でない限り、フレイグラント反則にはならなかった。
NBA /
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