26日にスターリングが黒人客を観戦に連れてこないように指示する音声テープが公表され、 ＮＢＡが調査を行っていた。声の主をスターリングと断定し、永久追放の他に罰金 250万ドルを科した。

処分は全米スポーツ史上で稀にみる厳しいものとなった。

今回の問題はオバマ大統領が差別発言を「極めて攻撃的」と批判したことで世界的に大きく取り上げられた。 スポンサーが契約を打ち切る危機が生じたため、厳しい処分を決めた。

スターリングはＮＢＡの試合と練習が観戦ができなくなり、 球団施設の立ち入りも禁止される。球団の運営権も奪われる。

球団所有権を剥奪するには他球団オーナーの承認が必要となり、 シルバーはオーナーたちに所有権剥奪を採決するように働きかけた。