8月 1日 --
F1グランプリ・第11戦
ハンガリーGP決勝レース 70周は降雨の影響でスタート直後に多重クラッシュが発生して赤旗中断となり、
再開後の 5周目に先頭に立った
オコン(
アルピーヌ)が大波乱のレースを制して初優勝した。
全車が浅溝のインターミディエイトタイヤを履いてスタートし、2番グリッドから出遅れたのボッタス(メルセデス)がノリス(マクラーレン)に追突するなど、1コーナーで複数の接触事故が起こって 4台がリタイアした。
混乱した事態を収拾するために赤旗中断となり、
この間に天候が急速に回復して更なる波乱を呼ぶことになった。
再開後の予備周回を終えて先頭のハミルトン(メルセデス)以外がピットに戻ってドライタイヤ交換し、
ピットレーンから再スタートした。
唯一グリッドに並んで再スタートしたハミルトンも 1周目に判断ミスを悟ってピットに戻り、ドライタイヤに履き替えて最後尾にまで順位を下げた。
これによってラッセル(ウィリアムズ)が先頭に立ちそうになったが、
ピットレーンで他のマシンを抜いた行為が違反と指摘され、自ら 8位まで順位をさげた。
オコンが先頭に立って走行した。
ベッテル(アストンマーチン)は 2位でオコンを猛追し、追い越しそうな場面を何度も作ったが、先頭に立てなかった。
オコンは 37周目にタイヤ交換して一時的に順位をさげたが、40周目に先頭に復帰してそのままフィニッシュした。
2017年にF1デビューし、69戦目にして初優勝を果たした。
ベッテルは今季 2度目の 2位に入った。
ハミルトンは最後尾から追い上げて 3位で終えた。総合ポイントを 192にのばしてフェルスタッペン(レッドブル)を抜き、
首位に躍り出た。
フェルスタッペンは 10位に沈んだ。同僚のペレスはスタート直後にリタイアした。
アルファタウリはガスリーがファステストラップを獲得して 6位、
角田裕毅が 7位だった。