3月 18日 -- F1の新時代を担う小型エンジンが静か過ぎるとして
議論を呼んでいる。
F1のエンジンは今年から「V型6気筒直噴ターボ」に統一さ、
排出される騒音が大きく軽減された。
オーストラリアGPの主催者は「爆音」こそがF1の魅力として
エンジン性能を無視してレースで騒音が少なかったことに不満を述べ、
F1本部に抗議したという。
これまでF1が追及してきた大量に燃料を消費する大型エンジンは
市販車で主流となっている低燃費、ハブリッドのエンジンと大きくかけ離れ、時代遅れとなっていた。
時代に合わないエンジン開発は自動車メーカーがF1から撤退する大きな要因となり、
若い世代のF1人気の低下につながっていた。これを改善するために今年から実用的な小型エンジンが使用されることになったが、思わぬ反発を引き起こした。
バーニー・エクレストンは静かな騒音について調査を行い、対応を協議するとしたが、
時代に逆行して大型エンジンを復活させることは考えづらい。
F1が時代に取り残されずに未来の技術を先取りしようとした時、エンジンの小型化と低燃費化は避けられない。
これからのエンジンはますます静かになっていくことが予想される。
F1 /
ニュースフロント
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