【開催】
1967年に初開催され、ほぼ毎年行われてきた。近年は資金難に苦しみ、
2004年はタバコ広告禁止法によって打ち切りの危機に直面したが、資金調達に成功し、開催された。
2009年は資金調達が不調に終わり、ついに開催されなかった。
2010年に 2年ぶりに復活した。
【サーキット】
1978年からモントリオールの「ジル・
ヴィルヌーヴ・サーキット」
が使用されている。
セント・ローレンス川に浮かぶ人工島「ノートルダム島」に作られた
公道を利用したコースで、国民的英雄であったジル・
ヴィルヌーヴが 1982年のベルギーGP予選で事故死したことを悼み、同年に改称された。
直線の多い高速サーキットで特にフィニッシュライン前のシケインが難関。コンクリート壁に激突するマシンが多い。
補修したアスファルト舗装が剥がれ、路面状態が悪いことで不評。
【2012年】
2番グリッドからスタートしたマクラーレンのハミルトンが 21周目に先頭に立ち、
優勝した。ポールスタートだったレッドブルのベッテルは徐々に
順位を落として 4位で終えた。
【2011年】
豪雨によって 2時間中断した。
レッドブルのベッテルが終始トップを走ったが、
最終周の第 6コーナーで挙動を乱して外にふくらみ、マクラーレンのバトンが抜かして
劇的な逆転勝利を飾った。
【2010年】
マクラーレンのハミルトンがポールスタートから一時順位を落としたが、50周目に首位に立ち、勝利した。
2位には同僚のバトンが入り、マクラーレンが 1-2フィニッシュを果たした。
【2009年】
資金調達が不調に終わり、開催されなかった。