日本は前節を終了した時点で 2連勝し、B組首位での準々決勝進出を決めている。 先発メンバーを入れ替え、フォーメーションも「4-3-3」に変更して臨んだ。 布陣はワントップにオナイウ、両サイドに中島と南野、 中盤に 19歳の井手口と三竿、そして主将の大島が先発した。

サウジアラビアのディフェンスが緩いこともあり、 日本はボールを支配して有利に進めた。 攻撃は前線での働きかけが弱く、パスもまわりも鈍かったが、チャンスを作ってシュートした。

27分に左コーナーキックをフリーの植田が頭であわせる決定的な場面があったが、 キーパーの好守に阻まれて得点できなかった。

31分にゴール正面でパスの出しどころを探しながらディフェンスを外した大島が 思い切って右足を振り抜き、25m弾を叩き込んで先制した。

その後も有利に進めたが、追加点は奪えなかった。

大会には 16カ国が出場し、3位以内に入ると五輪の出場権を獲得する。 日本は 22日の準々決勝でイランと対戦することが決まっている。